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3.11と中小企業

あの日から5年

今日、3月11日は東日本大震災発生から5年ということで、テレビもネットも震災特集が多く行われています。
先日のテレビで池上彰さんも言っていましたが、「震災から5年」と言ってしまうとあたかも震災が終わってしまったかのニュアンスがあるため、「あの日から5年」「東日本大震災発生から5年」と記載しました。

震災による影響は現在も続いており、なお2,561人が行方不明ですし、避難生活を強いられている方は174,471人もいます。

5年という時間は長く、小学校6年生の子供が高校2年生となる期間です。

一人ひとりにできることは小さいかもしれませんが、まずは忘れないこと、忘れなければ何かしら行動につながります。

中小企業の復興支援

震災は被災地の中小企業にも甚大な影響を及ぼしました。
とりわけ、岩手県、宮城県、福島県の3県の被害が大きいのはご承知のとおりです。

私にできる復興支援は、仕事柄、中小企業の経営支援です。
そこで、多くの中小企業経営者の相談を受けアドバイスを行ってきました。

皆さん、大変な被害に遭われ、本社工場が津波に流され、残ったのは借入金だけといった中小企業が多くありました。
この借入金が重荷となり、復興に向けて本社工場を再建するために更なる借入金を抱えてしまう、いわゆる二重ローン問題が起きました。

そこで、国は被災地に復興相談センターを設立したり、東日本大震災事業者再生支援機構を設立したり、様々な支援を行ってきました。
これらの支援は一定の成果を上げており、今後も継続するものと思われます。

また、今まで一度も借入金をせずに経営してきた中小企業も今回の震災からの復旧で借り入れなければなりませんでした。

このように借入金のおかげで中小企業は事業再開のスタートを切れるわけでありますが、借入金は当然、将来返済しなければなりません。
凄く単純化していいますと、赤字経営では借入金を約定通り返済するのは難しくなります。

したがって、被災地の中小企業は新たに抱えた借入金を元手に将来利益を獲得し、黒字経営をして、借入金を返済しなければなりません。

中小企業の黒字化

平成27年3月に国税庁が公表しました「税務統計から見た法人企業の実態」によりますと、平成25年度において258万社ある法人の内、黒字企業は82万社で赤字企業が176万社と実に68.2%もの企業が赤字とのことでした。

会社を経営し黒字企業として利益を獲得することが如何に難しいかを物語っています。

ここで、被災地に話題を戻します。
被災地の多くは沿岸地域で、震災前から高齢化・人口減少など過疎化に悩まされていました。
そのような折、発生した東日本大震災。

震災により地域の過疎化に拍車がかかります。
地域の人口が減少すると経済活動は停滞し、地域に根差した中小企業の経営は苦しくなっていきます。

そのため、地域内に人を呼び込む努力をするか、自ら地域外・首都圏・海外などに打って出なければなりません。

ただでさえ黒字化が難しい中、従来の仕事の仕方のままでは黒字経営を達成することは夢のまた夢となります。

経営の苦しい中小企業が改善すべきこと

被災地の中小企業経営者の相談を受けていていつも思うのですが、現在、経営が苦しい原因は、実は震災ではなく、震災前にあることに気付きます。

震災前から経営不振の理由として、大手のスーパーにお客さんを奪われた、海外のメーカーに取引を持っていかれた、などは会社としての強みがなかったこと、競争力を有していなかったことを示しています。

このような要因は震災のせいではありません。
震災とは関係なく、改善すべきポイントがあります。
顧客満足度の向上、品質改善、商品開発、従業員教育など、多くの分野に及ぶことでしょう。

今日現在、経営が苦しい理由を「震災」の一言で片づけてしまうと、自分が何を改善すべきかを見失います。
むしろ「震災」によって、会社にとって改善すべきことが明らかとなったのです。

このままではいけない、このままでいいわけがない。
3.11を境とした前後5年、2007年から2016年の間、世界は日本は大きく変わりました。
今後も変わっていくことでしょう。

経営環境はどんどん変わっていくのに、目の前の作業に追われ、経営を改善する活動に時間が割けず、時が過ぎていく。
これからの5年、どうやって過ごしていきますか。

事実から目を背けずに、一つずつ改善して行くしかないのではないでしょうか。

このような話を経営者に伝えると、「できない理由」を述べる方がいます。

思考が後ろ向きになってしまっているんですね。
そのような時は5年後、どうありたいか、夢でも希望でも何でもいいので明るい未来をイメージしてください。
その上で、その5年後を実現するためにどうすれば良いかと考えてください。
すると、「できない理由」は「越えるべきハードル」になります。

「越えるべきハードル」になれば、今、何をすべきか自ずと分かります。
事態は突然好転しません。一つずつ、一歩ずつ改善して行きましょう。

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