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AT&Tのタイムワーナー買収から学ぶ

AT&T、タイムワーナー買収

アメリカ最大手の通信会社のAT&Tがアメリカメディア大手のタイムワーナーを買収しました。

どちらの会社も言わずと知れた大企業ですね。
簡単に言いますと、AT&Tは電話機を発明したグラハム・ベルが興したベル電話会社を前身とするアメリカを代表する通信会社です。
電話事業、インターネット接続、映像配信サービスなども行っていますので、NTTグループのアメリカ版とイメージすると分かりやすいでしょうか。
2015年のアニュアルレポートによりますと、売上高は1,468億ドルです。

タイムワーナーは映画会社の「ワーナー・ブラザース」(バットマンシリーズやハリー・ポッターシリーズなど)やニュース専門チャネル「CNN」などを傘下に持つ総合メディア企業です。
2015年の売上高は281億ドルです。

このタイムワーナーをAT&Tが854億ドルで買収すると発表しました。
AT&Tは2014年のディレクTV(衛星放送)を485億ドルで買収したのに続いて、大型案件の買収となりました。

なぜタイムワーナーを買収したのか

AT&Tは携帯電話事業が伸び悩んでいます。
先進国では十分に携帯電話が普及しているため、現状の携帯電話事業の成長はなかなか望めません。

そこで、タイムワーナーをグループに取り込み、複合メディア企業への転換を図ることを目指しています。
AT&Tはアメリカ国内に1億3000万人強の契約者を抱えていますので、スマートフォンにタイムワーナーのコンテンツを配信することでサービスを強化することを狙っています。

この背景にあるのはアメリカのメディア業界において、ネット動画、とりわけスマホ動画の普及が進んだことです。
日本でも若者のテレビ離れがニュースになっていますよね。

アメリカでは動画配信サービスのネットフリックスの契約者数が、ケーブルテレビを上回りそうな勢いで伸びています。
しかし、そのネットフリックスのCEOがスマホユーザーがSNSに多くの時間を割いていることに懸念を示したと報じられています。

真の競争相手は誰か?

アメリカの携帯電話会社といえば、契約者数順にベライゾンワイヤレス、AT&T、TモバイルUS、スプリントの4つが有名です。
4位のスプリントはソフトバンクが2013年に買収したことで日本でも有名になりましたが、上位2社の契約者数とは大差をつけられています。

携帯電話市場を中心にみれば、AT&Tの競争相手は上記の3社です。
そのため、AT&Tはライバル企業よりも多く契約者数を獲得することが一つの目標となります。

それでは、どうやって契約者数を増やすかというと、サービスを他社と差別化するために、コンテンツを充実させるのです。
それが今回のタイムワーナーを買収した理由だと先ほど書きました。

しかし、AT&Tの強化するコンテンツ業界の主戦場はスマホです。
現在、その業界でのライバルは先述したネットフリックスですね。
それでは、AT&Tの真の競争相手はネットフリックスなのかというと、そうとは言い切れません。

なぜなら、当のネットフリックスはFacebookなどのSNSをライバル視しているのです。

なぜ、こういったことが起きるかといいますと、消費者は皆、1日に24時間しかないからです。
消費者が何をして時間を過ごすかという選択肢は、ケーブルテレビ、ネット動画、SNSなど、どんどん増えていきます。

以前なら同業のみを競争相手として捉えておけば、会社経営は成り立っていました。
しかし、ネット動画やSNSなど新しい業界も消費者の時間を奪い合うプレイヤーです。
ですので、業界内だけ見ていたら真の競争相手を見失ってしまいます。

中小企業が学ぶこと

あなたの会社はどういった事業を行っていますでしょうか。
その競争相手はどの会社でしょうか。

もちろん、同業の会社は競争相手に含まれます。
しかし、それだけでは不十分なことは明白です。

「代替品の脅威」というものを意識すべきです。
この考え方はファイブフォース分析に出てきます。

AT&Tの場合

上記のAT&Tの例でいうと、消費者の視線を色んな業界が競っていると捉えることができます。
家でテレビを見るのか、スマホを見るのか、映画館で映画を見るのか、本を読むのか、人々の視線を競う相手はたくさんあるように思います。
その中で自社の媒体やコンテンツを選んでもらうために、各社努力しています。

消費者の立場に立てばイメージしやすいですよね。
急に予定が空いて何で時間をつぶすかというときに、テレビを見ることもあれば、インターネットを見ることもあるし、近くにあった雑誌に目を通すこともあるでしょう。

消費者の興味関心は何か一つの業界に制約されることなく、自由に移り変わっていきます。

マクドナルドの場合

もう一つ例を見てみましょう。
みなさんが昼ご飯に何を食べるか考える時をイメージしましょう。

今日はマクドナルドでランチしようかと一つの選択肢が上がった時、
もう一つの選択肢があるとしたら何が思いつきますか。
モスバーガー、フレッシュネスバーガー、ロッテリアなど、どうしてもハンバーガー系が食べたいでしょうか。

吉野家やすき家でも良いですし、コンビニでパンやおにぎりを買っても良いかもしれません。

消費者からすると選択肢がたくさんあるので、マクドナルドはハンバーガー業界だけを競争相手とみることはないでしょう。

視野を広げましょう

あなたの会社においても自社の業界だけを競争会社と捉えずに、顧客の立場に立って競争相手を広くとらえましょう。
そうすると、今まで無関係だと思っていた会社が競争相手となって現れてくるかもしれません。

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