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日産 カルソニック売却から学ぶ

日産が系列部品メーカーをKKRに売却

11月22日、世界有数の資産運用会社であるKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)が大手自動車部品メーカーのカルソニックカンセイ株式会社に対して株式公開買付け(TOB)を実施する意向であると発表しました。

カルソニックカンセイは内装、空調システム、コンプレッサー、排気システム、電製部品などを扱っており、日産自動車の系列会社です。

これまでカルソニックカンセイは売上の大半を日産に依存していましたが、ゴーン社長の進める「系列解体」により、系列を離れることとなりました。
そのため、今後、日産以外の得意先を積極的に開拓していかないと生き残れない状況となりました。

日産としては保有していた系列会社の株式を売却することで、約5,000億円の現金を得ることになります。

資産を現金に換える意味

カルソニックカンセイは日産にとって決してお荷物だったわけではありません。

ただ、今後、電気自動車や自動運転車が本格普及していくにつれて、系列の部品メーカーとしてどういった役割を果たすのかという課題はありました。

今年の日産は不祥事の連続した三菱自動車を傘下に収めたり、EV電池子会社のオートモーティブエナジーサプライの売却が報じられたりといった動きがありました。

今後、三菱自動車の海外販路を活用することや自動運転車の開発を進めることなどに投資を集中させるのでしょうか。

いずれにしても、日産は関係会社株式をそのまま投資その他の資産として保有し続けるのではなく、現金に換えて、今後の利益獲得に貢献する分野に積極的に投資する姿勢が窺えます。

貸借対照表を見てみよう

あなたの会社の貸借対照表を見たことがありますでしょうか?

貸借対照表は決算書の綴りに必ず入っているもので、会社の財政状態を表すものです。

貸借対照表の項目は大別して「流動資産」「固定資産」「流動負債」「固定負債」「純資産」と分かれています。

資産

簡単に説明しますと、資産とはお金の使い道です。
現金、預金、売掛金、棚卸資産、建物、土地、有価証券などが該当します。

お金をそのままの形で保有していれば現金です。
銀行に預けていれば預金です。
材料を仕入れていれば棚卸資産です。
固定資産を購入していれば建物や土地などです。

負債

負債とは他人から借りたものでいずれ返済する義務があるものです。
支払手形、買掛金、未払金、借入金、社債などが該当します。

仕入先への支払を少し待ってもらっていれば、支払手形や買掛金です。
業者への支払を少し待ってもらっていれば、未払金です。
銀行からお金を借りていれば借入金です。

流動と固定

「流動」か「固定」の区分は、ざっくりとしたイメージとして申し上げますと1年以内にお金になるかならないかという意味です。

そのため、売掛金は通常1年以内に代金を回収して現金となりますので、流動資産となります。
しかし、1年経っても回収の見込みのないものは破産更生債権として固定資産となります。

建物や土地も通常、1年以上使用しますので、固定資産に分類されます。

また、1年以内に返済する短期借入金は流動負債に分類されます。
一方、返済期間が決算日から1年超となる長期借入金は固定負債に分類されます。

純資産

最後に、純資産ですが、これは返済義務のない自分のお金です。
お金といってもそのままの現金があるわけではありません。
資本金、利益剰余金などが該当します。

資本金はその会社の株主などの出資者が出資したお金です。
利益剰余金とは過年度、稼いだ利益及び損失の蓄積です。

眠っている資産はありませんか?

あなたの会社の貸借対照表の「流動資産」と「固定資産」をきちんと見てみましょう。
貸借対照表と併せて勘定科目明細書も見ると理解がより深まります。

勘定科目明細書には、売掛金の得意先はどこが計上されているのか、有価証券の銘柄はどこなのかといった情報が載っています。

その中でいくつか確認していただきたいポイントがあります。

定期預金などの長期性預金

お金を金融機関に預けることによっていくらの利益(利息)が得られますでしょうか?

会社として事業を行う以上、お金は金融機関に預けて運用してもらうのではなく、本業に活かしていただきたいものです。

受取手形や売掛金などの売上債権

期日を過ぎて回収できていないものはありませんか?

売上は商品やサービスを提供して終わりではありません。
売上代金を回収して初めて、売上取引は完了します。

回収できていない売上債権は、その売上を計上するまでの数々の努力を無にしてしまうものです。
決して放置して許されるものではありません。

棚卸資産

いわゆる在庫です。

その在庫は本当に売れますか?
いつ売れる見込みですか?

売れないものをいつまでも持っていても、何の意味もありません。
むしろ、保管スペースを取ったり、余計な費用が発生してしまいます。

有形固定資産

建物、機械、工具器具備品、土地などです。

それらの有形固定資産は本当に会社の利益獲得に貢献していますか?
以前、購入したけれど、最近全く稼働していないものはありませんか?

利益獲得に貢献していないものを持ち続ける意味はありません。
売却可能な資産であれば、早期に売却して現金を獲得し、次の利益を獲得するための投資に充てるべきではないでしょうか。

投資その他の資産

投資有価証券、出資金などです。
今回のカルソニックカンセイ株式は日産にとっての投資その他の資産です。

「投資その他の資産」として保有しているものが、果たして会社の利益獲得に貢献しているか見直してみましょう。

「その他」と名前がついてしまうと重要性が低く軽視してしまいそうです。

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