SDMとは
Succession Development Method(SDM)とは
事業承継の本質は、
会社の外側ではなく、後継者の内側にある変化です。
税務や法務の手続きは、承継の「外側」を整えるもの。
しかし、会社を未来へ導くのは、
後継者が持つ 認知モデル・意思決定の質・組織を見る視点 といった
「内側の構造」です。
SDM(Succession Development Method)は、
後継者が “自分の頭で意思決定できる経営者” へと発達していくための
思考・対話・構造化のメソッドです。
SDMが扱う領域
SDMは、次の4つの領域を統合して扱います。
1. 経営者の認知モデル
意思決定の背景にある価値観・思考パターン・判断軸を可視化し、
後継者が「経営者としての認知構造」を獲得できるよう支援します。
2. 組織の力学
組織に流れる空気、暗黙知、非言語の影響、
先代と後継者の関係性、社内の力学を読み解き、
承継プロセス全体を設計します。
3. 抽象度のコントロール
経営判断に必要な「抽象度の階段」を使い、
状況を俯瞰し、構造を捉え、意思決定の質を高めます。
4. 深度対話
後継者の内側にある葛藤・不安・価値観・思考の癖を丁寧に扱い、
“本音”に触れながら、認知の更新を促します。
SDMが目指すもの
SDMの目的は、
後継者が 「自分の頭で未来を決められる状態」 になること。
・先代の価値観から自立し
・組織の力学を理解し
・自分の判断軸を持ち
・経営の構造を捉え
・意思決定を自走できる
この状態に至るまで、
後継者の“内側の発達”に伴走します。
なぜSDMが必要なのか
事業承継が難しい理由は、
手続きの複雑さではありません。
・価値観のズレ
・組織の空気
・家族の歴史
・暗黙知
・自信の欠如
・社内の力学
これらはすべて “人間の深層” に関わる領域であり、
士業の専門性だけでは扱いきれません。
SDMは、
この“深層の領域”を扱うために生まれたメソッドです。
SDMのプロセス
SDMは、次の3つのステップで進みます。
STEP1:構造の可視化(基礎フェーズ)
後継者の認知モデル、組織の力学、承継の構造を整理し、
「何が本質的な課題か」を明確にします。
STEP2:認知の更新(継続フェーズ)
深度対話と抽象度のコントロールを通じて、
後継者が自分の判断軸を獲得していきます。
STEP3:意思決定の自走化
後継者が自ら考え、決め、動ける状態へ。
経営者としての“内側の構造”が完成します。
SDMが提供する価値
SDMは、
「後継者を育てる」のではなく、
後継者が“経営者として発達するプロセス”を支えるメソッドです。
・経営判断の質が変わる
・組織の見え方が変わる
・先代との関係性が変わる
・自分の判断軸が生まれる
・会社の未来が自分の言葉で語れるようになる
これが、SDMが提供する変化です。
