IMCとは?
IMCとは
IMC(Integrated Marketing Communications:統合型マーケティングコミュニケーション)とは、広告宣伝活動、販売促進活動、広報活動のいずれもが会社及び商品やサービスに関する市場とのコミュニケーションであるため、一貫性をもって戦略的に統合する考え方です。
大手企業の例
例えば、「コカ・コーラ」をイメージしますと、ロゴや赤色が思い浮かびませんか?
コカ・コーラは缶のデザイン、自動販売機の外観、自動販売機に補充する車、作業服、テレビCM、ホームページなどなど、一貫して赤色を基調としています。
コーポレート・カラーが赤色(正式にはコカ・コーラレッド)ということもありますが、一貫していますよね。
仮にコカ・コーラの自動販売機が青色だったら、何か変な感じがしますよね?
つまり、市場とのコミュニケーションを一貫することで消費者に対して強いインパクトを与えることができます。
あなたの会社へのあてはめ
IMCはマーケティング用語ですが、あなたの会社に当てはめてみますと、
ホームページ、名刺、会社案内、看板、チラシ、制服等を一貫させることを意味します。
このようなハード面の一貫性は、多くの会社ですでに実践していることと思います。
ハード面を整備することで会社イメージやブランドイメージを確立する箱はできますが、ソフト面を充実させないと意味がありません。
IMCの考え方をソフト面に活かしますと、ホームページや会社案内に書いてあるキャッチコピー等が現場の社員にまで浸透していますでしょうか?
「安全・安心」や「誠実な対応」といったフレーズは多くの会社に見受けられますが、中には欠陥商品や不誠実な対応によりクレームが発生してしまう会社があります。
これは、どんな立派な箱が出来上がっても、中身が伴っていないケースです。
従業員全員に浸透してはじめて、IMCの効果が発揮されます。