株式会社E様
初めての相談時
株式会社E様は、経営者である父親が高齢のため、父親自身から相続税の相談を受けたのがきっかけでした。
相談を受けた当初、親子間のコミュニケーションが十分でなく、後継者である息子は父親がいくらの財産を持っていて、相続税がいくらぐらい発生するか全く知りませんでした。
支援開始
当事務所で相続税シミュレーションを行ったところ、何も対策をしないと1,000万円の相続税額が課税されることが判明しました。
ただし、相続財産のうち、自社株が含まれているため、今後、会社を経営改善すればするほど、相続税が増える旨を伝えました。
当時、株式の100%を父親が保有しており、息子は1株も保有していませんでした。
相談を受けたときの決算書ベースでは、僅かな資産超過でしたが、お話を伺いますと数年内にホテルの大幅リニューアルを行いたいとのこと。
リニューアルしたからといって確実に業績改善するわけではありませんが、意欲的な経営努力を重ねた結果、相続税が増えてしまうことに大変ショックを受けていました。
そこで、自社株の評価額がまだ少額のうちに全ての株式の譲渡を行い、経営権も現経営者から後継者に承継しました。
現在では、リニューアル後のホテルの稼働率も好調で、事業承継前の株価の1.3倍になっていますので、事前に株式譲渡を済ませて将来の相続税額を抑えたことを大変喜ばれております。
支援継続中
きっかけは相続対策でしたが、息子が経営者として成長できるようにと経営顧問として引き続きお手伝いさせていただいております。
また、父親は会長として、引き続き会社経営を見守っていただきながら、当事務所の担当者を交えて息子との三者会談を毎月の楽しみとしていただいております。
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