B株式会社様
相談のきっかけ
後継者候補として社長の息子がいるのですが、社長から見ると頼りなく映っていました。
事あるごとに社長から息子に対して、注意するのですが、親子関係ということもあり、仕事の話をしているのに親子げんかに発展してしまうこともしばしばでした。
そこで、円滑な社長交代の進め方について相談を受けました。
支援開始
支援を進めるにあたって、息子さんに会社を継ぐ意思があるか否かを確認しました。
この意思確認は非常に重要です。
社長がこれまで息子に対して厳しく接していたことは、会社を継ぐにあたって、この点もあの点も注意してほしいという心配から来るものでした。
そこで、毎月訪問していく度に経営会議を開催するようにしました。
実は、支援前は社長が一人で経営判断をしており、後継者と社長で話し合う機会はほとんどありませんでした。
そのため、外部の専門家が司会役となり、会議を進行していくと、お互い知らなかったような本音が飛び出し、様々な現場改善に役立ちました。
具体的には、店舗レイアウトの見直し、新商品開発方針の見直し、業務分担の見直しなど、社長一人では特に優先事項と捉えていなかったことが、後継者からの発案で見直されることとなりました。
社長交代の現場において、社長と後継者の間で十分なコミュニケーションが取れていないケースは散見されます。
そのような場合、外部の人を会議に加えることで、円滑なコミュニケーションが実現しました。
支援継続中
社長と後継者のコミュニケーションが円滑になったことで、社長は少しずつ後継者の仕事ぶりを評価するようになりました。
そのため、後継者を中心に中期経営計画を策定し、現場レベルのKPIを設定しながら、PDCAサイクルをぐるぐると回しています。
すべてが順調とは言えなくても、後継者は様々な失敗という経験を積みながら、社長から適切なアドバイスを聞ける関係になっていますので、引き続き支援してまいります。
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