内部環境分析とは?
内部環境分析
内部環境分析とは、自社の内部にある要因を分析するものです。
代表的なものには経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)分析、ビジネスプロセス(バリューチェーン)分析、業績構造分析、マーケティング戦略等です。
各種分析手法から、内部環境において自社の「強み」と「弱み」に区別して整理します。
内部環境を分析するにあたっては、自社の競合他社と比較して優劣を分析することが大事です。
例えば、街のブティックがユニクロやしまむらを競合他社と仮定した場合、経営資源や売上規模、マーケティング戦略等において、ほとんど劣っていることになり、「弱み」ばかりが列挙されてしまいます。「弱み」しかない会社は事業を存続することができませんので、この場合は分析の仕方が誤っています。
分析の仕方
分析の仕方は自社の競合他社と比較すること、つまり、お客様目線で分析することです。先ほどの例の続きで言いますと、地域にユニクロやしまむらがあっても、お客様は街のブティックを選択し、実際に商品を購入しています。
お客様がなぜこのような行動をとるのかを分析することで、自社の「強み」を見つけることができます。
そのブティックの「強み」が取り扱っているブランドの希少性だったり、価格だったり、店員の接客サービスだったりします。
もう一歩分析
さらに一歩踏み込むと、お客様目線を既存顧客と新規顧客に分けて分析します。
既存顧客は昔からの付き合いという関係性に基づいて利用しているため、競合他社との比較検討が十分でないかもしれません。
競合他社と比較検討、つまり、お客様が目移りしないように自社のファンとできていれば、それは強力な「強み」です。
一方、新規顧客は自社の商品やサービスを利用したことがないため、競合他社と価格、サービス、品質、デザインなど、様々な点で比較検討しています。比較検討した結果、自社の商品やサービスを利用していただいた場合は、競合他社の情報を収集することで自社と他社の相違点が明確になり、自社の「強み」に気づくことができます。
自社の「強み」を整理しましたら、その「強み」をトコトン伸ばすことに注力しましょう。