クロスSWOT分析とは?
クロスSWOT分析
クロスSWOT分析とは、外部環境分析で整理した「機会」及び「脅威」と内部環境分析で整理したあなたの会社の「強み」と「弱み」を組み合わせて分析することです。イメージ図は下記のとおりです。
クロスSWOT分析では、上記のように4つの項目に分類されます。詳細は以下のとおりです。
【機会】×【強み】:積極的攻勢策
外部環境の機会にあなたの会社の強みを活かす分野です。
(弁当屋の例)高齢者の独り暮らしが増えているので、飽きの来ない日替わり弁当を配達します。
【機会】×【弱み】:弱点強化策
外部環境に機会はあるものの、あなたの会社に弱みがあるため、今のところ、その機会を活かせていない分野です。
(弁当屋の例)健康志向が高まっているものの、ヘルシーさをアピールできていません。そこで、外部の管理栄養士にメニューを監修してもらい、ヘルシーメニューを加えます。
【脅威】×【強み】:差別化策
外部環境の脅威に対して、あなたの会社の強みを活かして、対処できる分野です。
(弁当屋の例)コンビニ弁当やファーストフード店と比べて価格面及びメニューの種類で劣っていますが、郷土料理をメインとしたその地域ならではの弁当で大手との差別化を図ります。
【脅威】×【弱み】:脅威回避策
外部環境の脅威に対して、あなたの会社に弱みがあるため、今のところ、脅威にさらされている分野です。
(弁当屋の例)インターネットを活用した注文システムが普及しているが、社内に対応できる人材がいないため、顧客が流出しています。そこで、ターゲットをネットからの集客ではなく、店頭及びチラシ等、半径数㎞以内の商圏に絞って、自社の強みを活かします。
このようにクロスSWOT分析を行いますと、外部環境と内部環境から、具体的に何をどうしたら良いかを考えることができます。中期経営計画を作成するうえでも欠かすことができませんので、是非、あなたの会社でもクロスSWOT分析を行ってください。